ホールスタッフの仕事

ホールスタッフの仕事

1日のお仕事はどんな流れになりますか?

基本的な一日の流れは、以下のようになります。

ランチ営業開始まで(〜11時半)

最初に、お客様の予約状況をチェックします。どれだけ予約があって、どのお客様に、どのようなテーブル配置でお座りいただくかを、時間帯別に考えていきます。また、営業開始に向けて、お店の清掃やテーブルのセッティングをしたり、物の配置を整えたりします。キッチンの期間限定のおすすめメニューがあれば、ポップを作ったり、ウェブ媒体の情報を編集したりします。こうした事務作業は、他の時間帯でも、隙間時間を見つけて進めていきます。

ランチ営業(11時半〜13時半)

お客様の接客と給仕をします。オーダーをいただいてキッチンへ伝えたり、ドリンクを作ったり、できあがった料理を運んだり、片付けをしたりします。

休憩、ディナー準備(13時半〜17時)

ランチ営業が終わりに近づくと、片付けとディナー営業の準備を同時に進めていきます。
それが終わると、休憩に入ります。賄いは、それぞれで食べることもありますが、状況が許せばみんなで会話をしながら食べています。

ホールが担当する売上や各種計数の管理は、1日を通して時間を見つけて進めていきます。

ディナー営業、帰宅(17時〜)

ディナーのピークは、7時〜9時半くらいにやってきます。この時間帯は、アルバイトのメンバーがホールに入ってくれます。社員メンバーは、その教育やバックアップもしながらお客様の接客・給仕をします。
慌ただしいピーク時間が過ぎると、締め作業に入っていきます。バーの在庫チェックをして、発注作業をします。

※ZION店舗のうち、ランチ営業がある店の例です。店舗ごとに多少の違いがあります。

ホールスタッフのキャリアステップを教えてください。

基本的には、大きく4つのステップになります。

最初のステップ

1日のルーティンワークをこなせるようになることです。このステップでは、店長と話をして、「目標を立てる→実践する→フィードバックをもらう→改善する」を繰り返しながら学んでいきます。特に重要だと考えているお客様の接客は、独自に作った10項目を定め、実践しながら覚えてもらいます。

2つ目のステップ

発注業務や棚卸し、アルバイトメンバーの教育ができるようになってもらいます。

3つ目のステップ

経営に関する計数管理の業務に携わっていきます。入店率や、粗利率といったさまざまな指標の意味を理解して、損益計算書を作ったり、次の月の予算組みをできるようにしていきます。月毎の予算組みができるようになると、さらに年間の予算を任せていきます。

さらなるステップ

さらに希望するメンバーには、出店業務に関わってもらいます。事業計画の立案、店舗の席配置や備品類の検討、お取引様との契約、オープニングスタッフの教育…と、オープンにこぎつけるまでさまざまなことを、社長やマネージャーと一緒になって進めてもらいます。

どのステップも、メンバーそれぞれに合わせて目標を設定していくので安心して学んでいってください。

仕事の難しさはどういうところですか?

サービスについても、メンバーの教育についても、相手が「人」なのが一番の難しいところです。
お客様に対しては、その場の熱量を感じ、タイミングを読み、臨機応変に判断して、対応していく必要があります。この部分はマニュアル化が難しいので、経験を積み重ねて、判断力や瞬発力を培っていきます。
アルバイトメンバーの教育では、同じ言葉でも人によって受け取り方が違ってきます。
いずれの場合も、正解は一つではないので、常に五感や頭を働かせている必要があります。

やりがいはどういうところにありますか?

難しさは、それが達成できたときにやりがいに変わります。人と関わる中で、自分の対応の結果として相手に喜んでもらえたときには、達成感を感じます。教育についても、実際に寄り添ってきたメンバーが育っていくのを見るのは、とても興味深いですし、純粋に嬉しいことです。

これから入ってくる人におすすめできるポイントはありますか?

和気藹々とした、風通しがいい社風なので、新しく入ったときに馴染みやすいと思います。人を大事にする、ということをみんなが共有しているので、新しく入ってくるメンバーも受け入れよう、仲良くやっていこうとする空気がどこの店舗にもあります。忙しい状況でも、孤立してしまうという心配は無用ですから、安心して入社してきてもらいたいと思います。